たりない大学生

なにもかもがたりてない。そんな大学生です。

非リア大学生、恋リアをすすめられる。

 このブログを書いている人間は、大学生の傍ら塾講師もやっている。生徒と話をするのは楽しい。自分より5,6歳若い現役の中高生と絡むことで、忘れかけていた中高時代の思い出を思い出したり、今の中高生と当時の自分とのギャップに驚いたりするからだ。

 ある日の授業終わり、一人の中学生の生徒にあるネット番組をすすめられた。その番組の名前を聞いた瞬間に普段絶対に見ない類のものだと確信した。家に帰って詳細を調べてみると恋愛リアリティ番組だった。私はキラキラとした恋愛を主題とした映画・ドラマ等をとことん避けてきた。月9でやってた『失恋ショコラティエ』を同級生たちはみんな見て感想や意見の交換を活発に行っていた。見ていなかった自分は話についていけなかった。恋愛系のドラマを見るときの家族の目が気になって見れなかったのが大きな要因だろう。子どものころ印象に残っているドラマは『ごくせん』『ルーキーズ』『海猿』だ。仲間由紀恵佐藤隆太めっちゃ好き。

 そんな人間が恋リアをすすめられた。そして一人暮らしを始めたことで、恋愛系のコンテンツ見ることを阻害するものもなくなった。これは見るしかないとおもいアプリを起動して視聴を始めた、、、!

 

15分でギブアップした。

 

 登場するキャストのかた全員が陽キャ過ぎて怖かった。VTRをみて反応をするノンスタの井上さんだけが救いだった。自分が住んでいる次元とは異なるものに住んでいるのだろうと心からそう思った。「恋愛」というものをわかりやすくコンテンツにするために、キャストの心情や悩みを赤裸々に吐露する部分があるが、それが怖かった。

 『たりないふたり』も出演するお二人の普段思っていることを吐き出す番組ではあるが、私はそれが大好きでゲラゲラ笑わせてもらっている。この両者の違いはおそらく共感できるか否かだろう。たりふたの場合は自分も共感できる部分が多かったが、恋リアの場合は「贅沢なことで悩んでんなぁ………ッ!!」と思ってしまった。高校生相手に妬みむき出しにするのは塾講師としても気が引け、自分に嫌気もさした。何とかして克服したくもあるがそんな方法まるで思いつかない。

そして、今は恋リアを見るきっかけを与えてくれた中学生になんと感想を言おうかに頭を悩ませている。